今回は、金管楽器用のスタンドをカーボン（CFRP）で製作した、有限会社ハッピービジョン様にカーボンラボ.jpの導入の成果についてお話を伺いしました。

カーボン製作事例金管楽器用の軽量スタンドをカーボンで製作

今回製作したカーボンパーツの用途は何ですか

金管楽器用の軽量スタンド「AIRY STAND」で使いました。主に支柱・脚の丸パイプ（外径14/16/20/22/24mm、t=1mm）と、ベル受け周りの補強スリーブに採用。

樹脂ジョイントと組み合わせ、**入れ子（テレスコ）**で長さを可変にしています。

持ち運びを軽くしつつ、演奏中の安定感はしっかり。外観もカーボンらしい織り目で「軽くてスマート」な印象に仕上がりました。

カーボン素材を採用した理由はなぜですか

一番は軽さと強さのバランスです。金属よりぐっと軽く、長尺でもたわみにくいのが助かります。

さらに防錆・耐候で安心です。加工は切断が中心なので、コストも現実的でした。見た目の高級感もポイントになっています。

導入前の課題設備・安全面から内製が難しい

カーボンラボ.jp導入前の課題はどういったものがありましたか

カーボンは切断粉じん対策や専用刃具、端面の封止など設備・安全面のハードルが高く、自社でカットするのは現実的ではありませんでした。

公差管理も試作ごとに手間とロスが出がちです。軽量化と剛性は両立したい一方で、少量・短納期で安定品質を出せる外部パートナーが必要でした。

カーボンラボを選んだ理由試作から量産までのスムーズに移行できる

カーボンラボ.jpに発注した決め⼿をお聞かせください

返信と見積が早く、小ロット・短納期にも柔軟で、テレスコ向けの寸法安定が良かったです。

価格感も納得でき、技術的な相談に丁寧に対応していただけたので、試作から量産への移行がスムーズでした。

導入後の成果・効果量産移行後も品質は安定

製作したパーツの品質はいかがでしたか？また導入後は課題が解決できましたか？

利用後は、内製では難しかった切断・端面処理の課題が解消しました。指定公差内で寸法が安定し、テレスコ部の挿抜もスムーズです。ばらつきが少なく再現性があります。

また、納期・連絡も迅速で、量産移行後も品質は安定しています。

今回製作されたパーツの注文内容

注文方法	カーボン丸パイプ（寸法値）
プリプレグ	標準（クロス）
表面織組織	標準（綾織）
表面仕上げ	標準（マット加工）
納品までの日数	発注から19日で発送

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  カーボン丸パイプ（寸法値）

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